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クリスマスの香り

家族のためにお父さんが、街中で競ってクリスマスケーキを買い求めた時代。
若い男性たちがこぞってテイファニーブティックに並び、恋人に指輪のプレゼントを買って、高級ホテルを予約した時代。バブルが終わった今、世の中のクリスマスは少し静かに落ち着いて楽しむようになりましたが、それでも殆どの日本人は元々宗教的なクリスマスの意味など知らないで、賑やかなクリスマスを楽しんでいます。

本当のクリスマスは、この世の人々の魂を救う救世主キリストの誕生をよろこぶキリスト教の大切な記念日です。この世を救う神の子を宿した貧しいマリアが、夫ヨゼフと共にイスラエルのベトレヘムという村にたどり着き、きちんとした宿にも泊まれず、馬小屋の片隅で幼子キリストを生みました。 
東方オリエントでも古代から救い主を待ち望んでいて、ちょうどキリスト誕生の夜、空に輝く星を見て、3つの国の賢者たちは、救世主誕生の知らせと思い、はるばる遠くから幼子キリストを拝みにやってくるのです。その時、高価な贈り物として持ってきたのが「乳香(オリバナムまたはフランキンセンス)」「没薬(ミルラ)」。 現在のフレグランスにもよく使われる樹脂の香料。

太古の時代、人々は良い匂いのする植物や樹脂を炊いて立ち上る煙を通して神に祈りを捧げたのが、Perfume(パーフューム)の語源だということはよく知られています。
最近、欧米で発売される新しいフレグランスには、この原点に立ち返ったストーリーが多くなっています。 貴重な木や樹脂の香りにフォーカスを当てた、“ウッディー”といわれる香りです。 寒い季節、心静かにクリスマスを過ごすにはふさわしい香りではないでしょうか? “ザ・ディファレント・カンパニー”から創立15周年記念に発売された“Le 15”は、まさにこのようなフレグランスです。

キャロンに“ニュイ・ド・ノエル”という世界の名香があります。なんと1922年、ローリング20の時代に発売されたクラシック香水。“クリスマスの夜”という名のこの香水は、今もクリスマスになると話題となり、私たちを神聖で神秘的な気持ちにさせてくれます。様々な人々が、様々な想いで過ごすクリスマスの夜・・・.目に見えないのに香水にはすごい力があります。

2015年12月
吉岡 康子

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