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アロマセラピーとフレグランス

フレグランスはかなり早く、有名デザイナーファッションの隆盛と共に日本に導入され、もうかなりの年月になります。 アロマセラピーが日本でもてはなされるようになったのは、まだこの10数年のことのように思われます。 最初は流行として、若い世代向けのバラエティーストアや雑貨ショップに、急激に登場し、短期間に専門分野として定着しています。 なぜ「アロマ」がこのように急速に日本人に普及したのか? まず「アロマ」がもたらすりラクぜーション効果、そして体の調子を整える西洋療法の補助的機能、そして植物のエッセンス、すなわち自然の原料であることなど、日本人に受け入れられやすい要素が揃っていたからではないでしょうか?

一方、同じように植物のエッセンスを使用しますが、“香りで何かを表現する”究極的なものが『フレグランス』です。音楽が音の組み立てて素晴らしい曲を奏でるように、画家が絵の具を用いて美しい女性や風景を描くように、“香りで何かを表現”しようとして生まれるのが『フレグランス』。調香師やクリエーターは人や自然の美、美しい女性への愛、人生の日々で抱く感情、感動など、それらを香りで表現しようと『フレグランス』を創ります。そして香りの表現はすなわち自分自身の表現、相手とのコミュニケーションの手段につながります。 したがって欧米人、特にヨーロッパ、それもフランス人にとって『フレグランス』は自分を表現するツールとして、命の水のような存在であります。

欧米のデザイナー達がブランドイメージを表現として『フレグランス』を発表することが盛んになり、現在まで数え切れないフレグランスがつくられることになりました。日本でも多くのデザイナーブランドが人気となり、彼等の『フレグランス』もそのブランド名によって日本人に親しまれるようになりました。 しかし一般的に日本人は、上記に述べた『フレグランス』の人生における意義を認識している人はごくわずか。つい最近まではとにかくブランド名が先行していました。

一般的に日本人は“身だしなみ”“おしゃれ”として『フレグランス』を捉えています。したがって“さりげなさ”が重要で、結果として軽やかでさわやかな香りを望む人が殆どです。 いまだに「石鹸のような香り」が好ましいフレグランスの代表で、店頭でも雑誌記事でも、この言葉が決まり文句のように発せられます。

これからの日本における『フレグランス』を考えるときいつまでも「石鹸のような香り」では、つまらないではありませんか?

『フレグランス』は香りによる表現、つまりアートという認識をもっと広めたいものと思っています。                                      

2010年8月
吉岡 康子

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