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フレグランストーク3 天然香料100%の香水の未来

フォルテは2009年秋に、パリで最先端の100%天然香料のブランド、オノレ・デ・プレを日本に導入しました。 ディオールやシスレーの化粧品会社で経験を積んだクリスチャン・デビッドが、若干30半ばで起業したブランドで2008年クリスマスにパリのプランタンで5つの香りが発売されました。彼はある日、サンジェルマンの有名なカフェ・フロールで、フランスのトップ女性調香師、オリヴィア・ジャコベッテイと話し合う内に、周囲の人たちに香りを振りまくのではなく、もっとナチュラルな、人に優しい香水を創ろうと意気投合したのです。天然香料、それもオーガニック認証機関「エコサート」が認定した香料だけを使用するとなると、わずか40種類ほどしかないそうです。それでいかに何かのテーマを表現するというのはまさに未踏のチャレンジ。オリヴィアは果敢にこのチャレンジに取り組みます。

2008年の発表後、オリヴィアは世界第一位の香水マーケット、アメリカのビジネスの中心地、ニューヨークでしばらく仕事をすることにします。 新天地ニューヨークで見たり感じたりした日常の光景は2010年秋に発売された3つの香りからなる"WE LOVE NY"に表現されており、既に世界の主要都市でリアルタイムに発売されています。日本では、オノレ・デ・プレはまだ限られた店舗での販売です。本当にナチュラルな香水を求めるお客様の声がこれらの店舗では聞かれますが、まだ少数派であることは事実です。“ナチュラルな香水”というとよく勘違いされますが、アロマセラビーのスクールやサロンでなどで、エッセンシャルオイルをブレンドして創られる香水は“香水”ではありません。“香水”はどんなレベルであれ、香料で何かを表現アートであり、ファッションなのです。

合成香料でつくられた香水が悪いわけではなく、はっきりとした香りに慣れている私達にとって、天然香料100%の香水は物足りない感じがすることも事実です。

実際に使ってみると、しばらくすると香りは消えて持続性はにように思いますが、不思議なことに、その後何かの拍子にフッとまた香りを感じるのです。周囲は感じないかもしれませんが、自分にとッて何とも心地よい気分。決してツンツンしないところが良いと思います。ナチュラルに心に香りが響く感じが素敵です。香水がタブーとされている、和食の店にも大丈夫だと確信しています。

天然香料100%の香水はどちらかというと、春夏のシーズン向き。冬はコートを着るので拡散性のある香水を選んだ方が良いかもしれません。これからは既存の合成香料又は、合成+天然香料で創られた香水と、100%天然香料の香水が共存する時代になると思います。その時のニーズ、気分、環境に応じて使い分けて楽しむのが、本当に香りを愛する達人かもしれません。

2011年1月  吉岡康子

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