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ヴェネツィアの香水ミュージアム

日本では、香水と聞くと業界の人も一般人も「フランスで生まれたフランスの文化」とのイメージを持つ人が大半だと思われます。

コートダジュールのニースから車で一時間ほどの山の上の町、グラースがフランスの香水産業の発祥地、ここから250年のフランス香水の伝統が続いていると言われます。
元は皮手袋に良い匂いをつけて宮廷に収めていた業者が18世紀ごろに徐々に香水業者に転向していったのが始まり。やがてルイ王朝の王侯貴族、ナポレオン皇帝一族などが巨額の富を費やして、フランス香水を発展させました。

しかし香水のルーツはもっと昔に遡り、初めてアルコールと香料を混ぜて現在のような香水を創り始めたのはイタリアのヴェネツィアだと言われています。
15?16世紀、巨大な航路を築き、世界と交易をして栄えたヴェネツィアには、アラブで発明された蒸留技術によってできたアルコールと、オリエントを通じてアジアから運ばれるスパイスや香料が集まりました。ここから香水が生まれたのです。

イタリアで発達した香水の調香は、メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシスがフランスのアンリ2世と結婚した折に、調香師、香料、処方などを携えて行き、フランスの香水産業隆盛に大きく寄与したことはよく知られています。

フォルテが数年前から輸入している”モノテーム“を創っているMAVIVE社はイタリアのヴェネツィアにある唯一の香水メーカー、それも現社長のVIDAL氏は4代目。オフィスや工場は工業団地にありますが、VIDALファミリーは、代々ヴェネツィアの島に住み、ここからオフィスに通っているそうです。

2013年秋、VIDAL氏は、ヴェネツィアのPalazzo Mocenigo美術館の中に 香水の展示を加えるプロジェクトに参画。小規模な展示ながらヴェネツィアにおける香水の歴史を見ることができます。同時に“Merchant of Venice”というブランドも創られ、ミュージアムやサンマルコ広場の近くの直営ショップで販売されています。
http://mocenigo.visitmuve.it/

2014年5月
吉岡 康子

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