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香る大人の男たち

もう厳しい寒さもあと少し、春が待ち遠しい2月の終わりに、立て続けに香水が香る3人の男性に出会いました。

その1
毎朝乗る時間より少し遅い時間のバスの中、前の座席に座ったガッシリとした50代後半か60代前半と思われる男性。スタンダードなカジュアルなスタイル、そしてフローラル・アンバーの様な冬にぴったりの温かみのある香水がふわーっと香りました。本当のところ、なんでもかんでも柑橘系という日本人に嫌気がさしてきていたところで、このタイプの香水を使いこなしている男性に、拍手を送りたくなりました。

その2
仕事を終えて最寄りの駅から自宅に向かうタクシーの中、運転手さんは60代後半? 髪が薄いので頭はほぼスキンヘッド。話題は日々乗せているお客さんのマナーについてひとしきり・・・話を聞いて頷いているうちにとてもさわやかで上品な香水の匂いが漂ってきました。今までタクシーのなかで経験した香り(カーフレグランス)はすべて人工香料の安価なマス商品。パリの街では殆どの運転手が香水をつけていて、バニラの香りにも何度か遭遇したけれど、日本で、こんな上品な香りのする運転手さんは初めて。降りしなに「何の香水をつけているのですか?」と聞くと「ラルフ・ローレン」でした。

その3
山の手線の電車の中、新宿から乗り込んできて隣に座った2人の男性。一人は背が低く一人は長身。50代後半から60代前半? 二人ともファッション誌から抜け出てきたようなおしゃれなスタイル。真っ赤な靴とインナーの真っ赤なセーター。伊勢丹メンズ館でしょっちゅう買い物をしているようなタイプ。当然、上質の香水が香りました。
さわやかでフレッシュな香り、ファッションが個性的だったので、主張しないさりげない香りに好感度抜群。

日本にも素敵な大人の男性が増えてきました。いかにも香水をつけて主張する感じの欧米人よりも、繊細な感性を生かして、何気なく香らせるすべを心得た日本人の男性にこころ引かれる気がします。

2015年早春
吉岡 康子
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